運動を習慣に
日に日に秋が深まる季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?。
今回は高齢者の運動不足を解消する、ご自宅で習慣にできる運動を紹介していきます。
運動には大きく分けて2種類あります。
有酸素運動と無酸素運動です。
有酸素運動
運動強度が軽い運動のこと。無理なく長い時間続けられる運動です。
<代表的な運動>
水泳、ジョギング・ウォーキング、サイクリングなど
無酸素運動
運動強度が高い運動のこと。短い時間で大きな力を発揮する運動です。
<代表的な運動>
短距離走や筋力トレーニング、ウエイトリフティングなど
高齢者が安全に行える運動とは?
ご自宅で運動を習慣化にできることを踏まえて、段差昇降運動(有酸素運動)がおすすめです。ご自宅の「階段や段差」、なければ「ステップボード」という機器もしくは「使わない電話帳」を用意すると簡単におこなうことができます。
段差の高さは10~15cmの高さから始めてみるのが良いと思います。
運動方法はいたって簡単です。
下記図のように片脚ずつ昇り、片脚ずつ降ります。右脚からと左脚から昇る回数を均等に、10回の3セットからおこなってみると良いと思います。段差昇降時にふらつきがある方は、手すりを使用しても大丈夫です。
有酸素運動は、運動強度が軽くどんな方でも始めやすい運動です。筋力だけでなく心肺機能も鍛えられる運動であることから、ご自宅で運動を習慣化させるなら有酸素運動をおすすめします。
無酸素運動は関節や筋肉への負担が強かったり、高血圧や動脈硬化を招く危険性もあります。有酸素運動では物足りず、強度が高い無酸素運動を習慣化にしたい方は、かかりつけの医師かモアのリハビリスタッフにご相談ください。