ぐっすり眠れる枕の選び方
枕が合わず首・肩凝りが生じたり、寝つきの悪さに悩んでいらっしゃいませんか?起床時に首・肩凝りが生じず、寝つきも良い方は、今使用している枕が合っている証拠かもしれません。
今回は首・肩凝りが生じず、ぐっすり眠れる枕の選び方と合わせ方について書かせていただきます。
「枕が合っていないんじゃないかな?」
と感じている方は、下記の内容は一例ですが参考にして頂ければと思います。
ポイント①『枕と頭の合わせ方 』
枕は頭をのせるモノと思っている方が多いと思いますが、これは間違いです。頭だけをのせている状態では首が不安定になり、首周りの筋肉が緊張してしまいます。その為、首・肩凝りが生じたりします。ポイントは、枕で敷布団と首の隙間を無くすことです(下図参照)。
もし、首に少しでも隙間ができたとしたならば、その枕は合っていない可能性が高いです。また、枕の横幅は、寝返りをした時に枕から頭が落ちないような大きさにする必要があります。簡単な大きさの基準として、顔3つ分が余裕をもって収まるようにすると、寝返りをしても枕から頭が落ちることがありません。
ポイント② 『浮き沈みがない』
枕の硬さは、頭の重さで沈み込まないことが重要です。枕が沈み込むと、理想的な高さからズレてしまうからです。かといって枕が硬すぎると、頭にかかる圧が一点に集中してしまうので寝心地が悪くなります。枕の硬さは低反発・高反発等いろいろな種類がありますが、使用した時に沈み込みすぎず、寝心地が良いものを選ぶと良いです。
ポイント③『形状はできる限り平坦に』
市販の枕では中央部分が凹んでいるものや首の形に合わせて凹凸のある形状のものをよく見ます。このような形の枕は、仰向けで寝ている時は首を安定させるのがメリットですが、凹凸の関係でスムーズな寝返りが難しくなります。そのため、枕の形は平坦なものが良いとも言われています。その人それぞれの寝相に合わせた枕選びが必要です。
最後に、枕を調整してもなかなか症状が変わらない、かえって寝つけないことがあります。これは、枕に身体が馴染まないことからおきる拒否反応のような状態です。
10日間は継続してみると身体が馴染むので、試してみることをお勧めします。首・肩凝りや寝つきの悪さが改善してくる場合は、しっかりと枕調整ができている証拠です。