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病気・予防法

血圧の傾向

血圧についてです。病院に行くと測ってくれますよね。ご自身でご自宅で自動血圧計で定期的に測って健康管理に気を付けている方もいらっしゃると思います。私たちも看護やリハビリでお伺いした時には必ず測ります。高い、低いと一喜一憂するなんてこともありますが、血圧って何なのでしょう?


「血圧」とは、心臓から送り出された血液が、血管の内壁を押す力(圧力)のことを言います。心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)などの要因で決まります。

心臓が送り出す血液量は、1回の拍動で送り出せる量や脈拍数によって決まります。運動した時に脈が速くなるのは、たくさんの栄養や酸素を筋肉に運ばなければならないからですね。

ちなみに成人の平均的な1回あたりの心拍出量は70㎖(ミリリットル)です。脈拍数が1分で60回とすると、1分間に4.2ℓ(リットル)もの血液を心臓は送り出しています。1分で大きいペットボトル2本分です。1日では、約6,000ℓにもなります。

血管の通りにくさは、通り道が細くなっていたり、柔軟性がなくなっていたり、そもそも中を通る血液がドロッとしていたりすることで高まります。寒さでぎゅっと血管が収縮して通りにくくなっていたり、コレステロールがついて通り道が狭くなっていたりです。

それと見逃せないのが循環血液量。まさに血液の量です。
心臓、血管で閉じた空間にたくさんの血液が存在するようになると血圧は上昇します。塩分を多量に摂取すると血液に溶けているものの濃度が高くなるため、これを正常な濃度になるように水分で薄めるような働き(浸透圧)が発生します。結果として血液量が増え血圧が上昇します。塩分を摂ると血圧が上がるのはこのためです。

さて高血圧を予防するためにできることは、暴飲暴食を避けて、良い睡眠をとり生活習慣を整えること。そして塩分を摂りすぎて血液量を増やさないようにすることが、今すぐに行えることではないでしょうか。

血圧に関わる要因については運動、心理的要素、気温など他にもまだまだたくさんあります。1回の血圧測定の結果で一喜一憂するのではなく、定期的に測定して自分の血圧の傾向を知ることが大切です。そのうえでどうも血圧が高い(低い)ようだと思われたら日々の血圧の測定結果を持って医師に診察してもらうようにしましょう。

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