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病気・予防法

白内障とアンチエイジング

10月10日は「目の愛護デー」です。
そこで主に加齢によって発生する白内障についてお伝えしようと思います。


白内障とは、眼の中でレンズの役割をする水晶体が濁ってしまい視力が低下する病気です。早ければ40歳台から発症し、80歳を超えるとほとんどの人がなんらかの白内障の状態にあるといわれています。水晶体は、目の中でレンズのようなはたらきをする組織で通常は透明です。外からの光を集めてピントを合わせるはたらきをしています。

白内障の主な症状は「視力が低下する」「視界全体がかすむ」「光を眩しく感じる」「暗い時と明るい時で見え方が違う」などです。

自覚症状としては次のようなことがあります。思い当たる方は早めの眼科受診をおすすめします。

○ 視力の低下に対して、メガネやコンタクトレンズを変えても治らない。
○ 今まで老眼鏡が離せなかったのに、老眼鏡が要らなくなるような近視になった。
○ 朝夕の散歩がとても眩しく感じる。
○ 夜間、道を歩いている時や、車を運転している時に対向車のライトなどの強い光がとても眩しく感じる。
○ 明るい時にははっきり見えるが、暗くなると見えにくい、または逆の暗い時には見やすいが明るい時には見えにくい。

白内障の主な原因は加齢です。自分では防ぎようのないことではありますが、少しでも進行を遅らせるためにアンチエイジングと言われていることをされてみてはいかがでしょうか?

「バランスの取れた食事」「適度な運動」「十分な睡眠」などです。白内障だけではなく他の病気の予防にもつながると思います。また喫煙や紫外線、糖尿病、脱水状態などは進行しやすい原因となりますので生活習慣を見直してみると良いと思います。

紫外線予防にサングラスを使われる方がいらっしゃいますが、濃い色のものを使用すると瞳孔が開きます。サングラスが紫外線カットのものでなければ、より多くの紫外線が目に入ってしまい逆効果です。紫外線カットのものでも顔とサングラスの隙間が大きいとあまり効果を期待できません。帽子を併用したり隙間の少ないものを使用したりして隙間からの紫外線を減らせると良いのではないでしょうか。

白内障の主な治療は手術です。
濁った水晶体を取り出して代わりとなる人工のレンズを挿入するものです。局所麻酔で行うことが多く、眼科によっては日帰りで行っているところもあるようです。痛みもほとんど無いようです。

私たちのご利用者様でも手術をされた方はたくさんいらっしゃいますが、ほとんどの方が「こんなに見えるようになるなら、もっと早くやれば(手術をすれば)よかった」と言われています。見えにくいなあと思っている方は、怖がらずに眼科を受診してみてください。また見えにくさは認知症の原因や悪化の原因にもなり得ます。認知症でお困りの場合、目や耳の機能を確認しておくことは有効だと思います。診ていただいていないようなら一度確認してみるのもよいですね。

笑い話ですが、手術をされたご利用者様、特に女性の方は、手術後家の中のホコリや汚れが見えるようになり「こんなに汚れていたなんて掃除をしなくちゃ」と言われることが多いです。

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