おすすめできない炭水化物ダイエット
「炭水化物ダイエット」という言葉を聞いたことはありませんか?
炭水化物ダイエットとは、炭水化物を含む食べ物(ご飯・麺類・パン)の摂取を控えるダイエット方法です。炭水化物(糖質)とは、身体のエネルギー源となる栄養素の一つで、過度に制限してしまうと様々な危険性があります。
今回は過度な炭水化物ダイエットをおすすめしない理由をお伝えします。
五大栄養素とは
生命活動を営むために人間の身体に必要な成分です。
①タンパク質・②脂質・③炭水化物・④ビタミン・⑤ミネラルの5つに分類されます。
筋肉、内臓、皮膚、血液など身体の主要な構成成分の「①タンパク質」は、車で例えるとボディやエンジンの材料です。身体のエネルギーになる「②脂質」は予備のガソリンで、「③炭水化物」はすぐに使えるガソリンとなり、身体の調子を整える「④ビタミン・⑤ミネラル」はエンジンオイルに例えられます。
炭水化物はなぜ太るのか? 抜いた場合の悪影響とは?
摂取した量と身体のエネルギーに変換される量が同じであれば、どの栄養素も太ることはありません。しかし、特に炭水化物の摂取量が多いと体内で脂肪として蓄えられます。その為、炭水化物は太りやすいというイメージを持たれている方が多いです。
人間が炭水化物を過度に控えると、車で例えるならガソリンが入っていない車を無理に動かしてボディを削って走っている状態と同じことです。
身体の疲労感が大きく、脳の活動も鈍くなり、やる気が起きない・集中力低下・イライラする等の症状が起こります。
その為、炭水化物を抜くダイエットはおすすめしません!
炭水化物の最低必要量
- 1日の摂取エネルギーが2,000kcalの場合、50~65%が推奨量となります。
2,000kcal × 0.5~0.65 = 1,000~1,300kcal - 炭水化物は1gが約4kcal
1,000~1,300kcal ÷ 4kcal = 250~325gが目安です。※ご飯小盛2~3杯程度
ダイエットをしたくて炭水化物を摂りすぎていると思われる方は、1日ご飯小盛3杯までを守ってみることからはじめられてみてはいかがでしょうか?
かかりつけ医から食事内容に指示をされている方は、相談して自身に合った体重の管理をおこなっていきましょう。