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病気・予防法

水分補給のキホン

今年も暑い夏がやってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。夏になると気を付けないといけない事には、熱中症・脱水症が頭に浮かぶと思います。熱中症・脱水症にならないためには、水分補給が重要です。

さて、突然ですが皆様に問題です。

Q. 人間が1日に必要とする水分量はどれくらいの量でしょうか?

① 1リットル ② 1.5リットル ③ 2.5リットル

答えは「③ 2.5リットル」です。

1日の水分排出量は尿・便で1.6リットル、呼吸や汗で0.9リットル、合計2.5リットルです。

そのため「食事から1リットル」「体内で作られる水0.3リットル」「飲み水で1.2リットル」水分を取る必要があります。食事の際あまり汁物を取らない方は、飲み水を1.5リットル以上摂取されても良いと思います。

では、水分はどのタイミングで取れば良いでしょうか?

水分補給はこまめにすることが大事です。「のどが渇いた」と感じたときには、すでに体は脱水状態になっていることもあります。ただし、1度に大量の水を飲んでも、吸収されずに排泄されたり胃に負担をかけてしまいます。
目安は1回あたりコップ1杯(150~250ml)を6~8回に分けるのが理想的です。

水分不足にならないための水分をとるタイミングの目安
※水分不足にならないための水分を取るタイミング(目安)

水分補給に適した飲み物とは?

水分補給として飲み物を選ぶ場合は、アルコールやカフェインといった成分が含まれていない飲料が適しています。これらの成分が入っていない飲み物で、おすすめなのは『水』です。
ただし、汗を大量にかいた時は体内からナトリウムが失われます。水だけを飲むと、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちが無くなる事があります。同時に余分な水分を尿として排泄して脱水症状が起きます。そのため、汗を大量にかいた時は、経口補水液やスポーツドリンクを摂取する事が必要です(持病がある方は医師にご相談ください)。

以上、「水分補給」についてお伝えしました。
脱水症状や熱中症に気を付け、夏を快適に過ごしましょう。

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