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高齢者の猫背対策に!無理なく続けられる姿勢サポート法

“姿勢を良くしなさい”
子供の頃から言われてきた方は多いのではないでしょうか。
年を重ねると背中が丸くなるのは仕方ない、と思ってしまいますが…

今回は、良い姿勢は心身の健康に良い!というお話です。


「悪い姿勢」が体に及ぼす影響

高齢者に多いのは胸の辺りから背中が丸くなる、いわゆる「猫背」です。
猫背になると、体に次のような影響があります。

  1. 頭が前に出ると、首や肩の筋肉に負担がかかり首の痛みや肩こりが起こる。腰椎(背骨の腰部分)の変形も起こり、腰痛の原因となる。
  2. 胃や腸が圧迫され、消化不良や便秘になる。
  3. 肋骨周辺の筋や、横隔膜の動きが悪くなり呼吸が浅くなる。

「悪い姿勢」は気持ちにも影響

猫背のような悪い姿勢は、気持ちの落ち込みやすさにも繋がっています。先ほど述べたような体の不調が続くと、それだけで気分が優れなくなります。またアメリカの大学の研究では、猫背の姿勢を取ると、心のストレスを感じた時に作られるコルチゾールというホルモンが増えることが分かっています。逆に胸を張った姿勢を続けると、テストステロンという意欲が向上するホルモンが増えるのだそうです。

良い姿勢を保つための方法2選

では、良い姿勢を保つにはどうすれば良いのでしょう?
今回はmoreリハビリ職のスタッフが、ご利用者様にお勧めしている方法を厳選して2つご紹介します。

肩甲骨を引き寄せる運動
肘を軽く曲げ、左右の肩甲骨の間をグッと引き寄せる運動をしましょう。コツは「肩甲骨の間に鉛筆を挟むつもり」で「遠くを見る」ことです。テレビを観ながら等こまめに行うのがお勧めです。
※イラスト参照
お腹のシワを伸ばす
姿勢を良くしようとすると、座っても歩いていても胸を張り、反り過ぎた姿勢になってしまう方が多く見られます。お腹のシワを伸ばし、脚の付け根(股関節)と肩を一直線にするイメージを持ってください。肩が股関節より後ろへ行くのは反り過ぎです。このポイントを意識することで、ちょうど良い姿勢を保つことができます。

いかがでしたか?これら2つは今すぐできることだと思いますので、ぜひ試してみてください。
良い姿勢を意識して、体も心も整えていきましょう!

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