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病気・予防法

糖尿病について①

インスリンと言うホルモンが十分に働かないために血液中のブドウ糖が適切に取り込まれず血液中の糖分(血糖)が増えてしまっている状態が糖尿病です。

採血をして血糖値を測定することで分かります。最近ではHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と言うもので判定されることが多くなってきました。HbA1cは糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかをパーセント(%)で表したものです。

糖化ヘモグロビンとは、血液中のブドウ糖とヘモグロビンがくっついたものです。血糖値が高いほどブドウ糖が結合したヘモグロビンの量が多くなります。いったん糖化したヘモグロビンは、赤血球の寿命(約120日)が尽きるまで元には戻りません。なのでHbA1cは過去1~2ヶ月の血糖値の状態を反映します。検査当日の食事や運動など短期間の血糖値の影響を受けません。検査が近くなって何とかしようと糖質を控えたり運動したりしてもあまり効果はありません。糖尿病と診断される基準値は、HbA1c(NGSP)6.5%以上です。ただし、この値だけで即糖尿病と診断される訳ではなくいくつかの検査をして確定されます。

糖尿病には大きく分けて2つの型(1型と2型)があります。
1型糖尿病は膵臓のインスリンを出す細胞が壊されてインスリンがほとんど出なくなってしまう病気(インスリン欠乏による糖尿病)です。なぜインスリンを出す細胞が壊されるのかはまだよく分かっておらず、原因の一つに免疫反応が正しく働かないために壊されていると考えられています。1型糖尿病は全体の1割もいないと言われています。

そして多くの方がイメージしている糖尿病は2型糖尿病と言われるものだと思います。2型糖尿病では、インスリンの量が十分ではない(インスリン分泌不全)か、インスリンはあるが十分作用しない(インスリン抵抗性)状態となっています。主な原因は加齢と生活習慣と言われており1型糖尿病とは逆に9割以上がこのタイプです。おじさんの病気のように思われがちですが、若い人でも発症する場合もあり、子どもでも生活習慣によってはなってしまうようです。

さて糖尿病になってしまったら、薬を飲めばいいじゃん。“インスリン(注射)を打てばいいじゃん”と軽く考えていませんか?確かに薬や注射で血糖値は低下しますが、これで良いのでしょうか?

糖尿病について②に続く

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