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桜新町のワンタンメン【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第24話】

桜新町のワンタンメン【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第24話】

桜新町のワンタンメン【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第24話】

東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。

【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】第24話は、桜新町から少し離れた閑静な住宅街で短時間だけ営業している隠れた名店をご紹介します。

さて、グルメ記事の前に、いつものように介護の豆知識からまいりましょう。

本日のテーマは、”BCP(業務継続計画)”です。

BCP(業務継続計画)の義務化

2024年4月より、すべての介護事業所でBCPの策定が義務化されました。

BCP(Business Continuity Plan)とは、組織の存続を脅かす様々な事象に対する備えや対応方法を定めた業務継続計画のことです。

地震や津波などの自然災害のほか、火災やサイバー攻撃、感染症など、BCPの対象範囲は多岐にわたります。

BCPを策定することは、緊急時に事業を継続するための強靭性(レジリエンス)を高めるに繋がります。

緊急事態のほとんどが何の前触れもなく突然発生します。

そのため、平常時に緊急対応マニュアルの策定や訓練を実施するなど、”あらかじめの備え”が必要となるのです。

備えをすることで、損害を最小限に抑えつつ、事業の継続もしくは早期の復旧を目指します。

命を預かる介護事業所

ヘルパーが行う食事や排泄介助などのサービスは、ご利用者様の日々の暮らしと密接な関わりがあります。

そのため、緊急事態の発生によってヘルパーのサービスが滞ると、ご利用者様の心身の健康に悪影響を及ぼしかねません。

そうした事態を回避するため、介護事業所でもBCPの策定が義務化されました。

つまり、介護サービスを安定的に行うための体制作りが求められているのです。

さて、ここからはグルメ記事に話題を移しますが、実はBCPとちょっと関係があるお店です。

本日ご紹介するお店は、東急田園都市線の桜新町駅から徒歩10分ほどの場所にある【中華そば 一力】です。

目印は赤いのれん

遠くからでも目立つ、昔ながらの赤いのれんが目印です。

私が知る限り、このお店には看板らしい看板がありません。

そのため、営業時間外にのれんを外して、お店のシャッターを下ろしてしまうと、飲食店があると分からないと思います。

実は、私がこのお店を発見したのは、ごく最近のことです。

デイサービスの送迎を担当していた時、お店の前の道路をよく通っていました。

しかし、お店の営業時間が送迎の時間と被っていなかったため、2年間もお店があることに気づきませんでした。

そして、訪問介護のヘルパーになってから、たまたまお昼の時間帯にこの場所を通りかかり数人の行列が出来ているのを目撃。

『あれ? こんなところにお店があったの!?』

と思わず口に出てしまうほど、とても驚きました。

それからというもの、このお店の前を通る度に、突入の機会を伺っていたのです。

お店の前に張り紙が!

そんなある日、半月に一度だけお店の前を通るタイミングで、いつもより行列が少ないことがありました。

『チャンス到来、この機を逃すな!』

とばかりに、すぐに自転車を停めて行列の最後尾に並びました。

すると、店舗前の張り紙に目が留まりました。

『オー、デジャヴ!』

二子玉川のたぬきさんの前例があるだけに、ちょっと嫌な予感…

■二子玉川の肉野菜炒め定食【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第16話】

入口の”お知らせ”をおそるおそる読んでみると、お店の都合によりメニューを絞って営業する旨が書いてありました。

閉店のお知らせではなかったので、ホッと胸を撫で下ろしました。

チャーハンか、カレーか、それが問題だ

順番が来てお店に入ってみると、予想よりも広々とした店内に驚きました。

動線が広くとられており、客席がとてもゆったりしています。

どうやら相席制ではないようです。

おひとり様はちょっと申し訳ないぐらい悠々と食事が出来ます。

初訪問なので理由は分かりませんが、醤油味のラーメン(チャーシューメンやワンタンを含む)と、チャーハン、カレー、ライスのみ注文が可能みたいです。

お店のスタッフは厨房2人、ホールが2人。

ホール担当のうちの1人はキッチン兼任のようで、出たり入ったりしていました。

厨房スタッフに欠員が出て、定食系のメニューをお休みしているのかもしれません。

事前のリサーチで注文しようとしていた肉目玉ライスはなし。

『う〜ん、困った。どうしようか?』

としばらく考えて、ワンタンメン(チャーシュー増し)とご飯物のセットをオーダーすることにしました。

麺類の相棒は、半チャーハンと半カレーライスのどちらか1択。

『そう言えば、大勝軒でつけ麺と一緒にチャーハンを注文していたなぁ』

■祖師ヶ谷大蔵のつけそば【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第18話】

と言うことで、今回は半カレーとのセットにしてみました。

まずカレーより始めよ

オーダー後、セットで注文した半カレーが先に提供されました。

カレーの香りが食欲をそそり、辛抱たまりません。

ワンタンメンの到着を待たず、ひと口いただいてみることに。

『あぁ〜、これは醤油ラーメンにピッタリの味だ。』

専門店のカレーとはベクトルが全く異なるけれど、ラーメンとの相性は抜群かも。

そう言えば、福神漬けってカレーの付け合わせ以外でお目にかからないのはどうしてだろう?

『美味しいのにね、ポリポリ…』

水魚の交わりの如く

カレーを食べているうちに、ワンタンメンも到着。

予想通り、ラーメンとカレーの組み合わせがバッチリとハマっています。

双方が味を引き立てあって、まるで水魚の交わりのよう。

このシナジーで、食欲はもうフルスロットル状態。

ここから一気呵成にワンタンメンを食べていきます。

あっという間に、スープまで完食。

『いやぁ、うまかった! ご馳走サマでした。』

駅から離れた住宅街に、こんな名店が隠れていたなんて。

あやうく知らないままスルーし続けるところでした。

メニューを絞るという生存戦略

この一力さん、緊急時の事業継続プランをまさに実行中でした。

理由は分かりませんが、あえて提供する料理を絞って営業していたのです。

以前のお品書きを調べてみたら、肉野菜炒めなどの定食類や味噌ラーメンなど2倍以上のメニューがありました。

一般的に、メニュー数を減らせば、顧客満足度は下がります。

しかし、通常の品数を提供できないからと店を閉めてしまえば、もっと顧客は離れしまうでしょう。

また、品数を絞ることはマイナス要素ばかりではありません。

品数を減らすことで、料理の効率は上がることが多いです。

提供時間が早くなれば、特にランチタイムのお客さまに喜ばれると思います。

いずれにしても、1日も早く通常営業が再開できるといいですね。

それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!

【店舗情報】

店 名:中華そば 一力

住 所:〒154-0016 東京都世田谷区弦巻5-1−35

電 話:03-3420-0267

時 間:ランチ:11時00分~13時25分 夜: 15時00分~16時50分
※営業時間は変更になることがあります

定休日:土・日曜日

リンク:中華そば 一力 食べログ

※2024年11月20日現在

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