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世田谷の介護ヘルパー

祖師ヶ谷大蔵のポークジンジャー【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第23話】

祖師ヶ谷大蔵のポークジンジャー【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第23話】

祖師ヶ谷大蔵のポークジンジャー【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第23話】

東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。

【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】第23話は、祖師ヶ谷大蔵のウルトラマン商店街にある老舗の洋食店をご紹介します。

さて、グルメ記事の前に、いつものように介護の豆知識からまいりましょう。

本日のテーマは、”ノーマライゼーション”です。

誰もが同等に生活することができる社会

ノーマライゼーションは、北欧のデンマークで発祥した、高齢者や障害者などの社会的弱者が健常者と同等に生活できる社会を目指す取り組みのことです。

日本では、厚生労働省が”障害のある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す”とその理念を定義しています。

先の第21話で取り上げた”尊厳の保持”と同じように、介護職員が学ぶ大切な基礎知識として、初任者研修のカリキュラムに含まれています。

ノーマライゼーションの8つの原理

ノーマライゼーションを具現化するための枠組みとして、8つの原理が提唱されています。

1.1日のノーマルなリズム
2.1週間のノーマルなリズム
3.1年間のノーマルなリズム
4.ライフサイクルにおけるノーマルな発達経験
5.ノーマルな個人の尊厳と自己決定権
6.その文化におけるノーマルな性的関係
7.その社会におけるノーマルな経済的水準とそれを知る権利
8.その地域におけるノーマルな環境水準

また、ノーマライゼーションとは、社会的に支援を必要としている人(高齢者や障がい者など)を”ノーマル”にするのではなく、そのハンディキャップを受容する社会を形成するための取り組みです。

ノーマルは1つではなく、人それぞれに違ったノーマルがあります。

そうした視点を持つことが、誰もが幸せに暮らす社会作りの第一歩ではないでしょうか?

ソーシャルインクルージョンの理念

ノーマライゼーションと似た概念として、ソーシャルインクルージョン(社会的包括)があります。

これは、「全ての人々が孤独や孤立、排除や摩擦から解放され、健康で文化的な生活を営むことができるよう、社会全体で包み支え合う」という理念です。

そして、このソーシャルインクルージョンの考え方は、近年の社会福祉や教育分野で取り入れられてきました。

具体的には、たとえどのような境遇であっても、適切な福祉サービスや教育を受けられる社会の実現を目指すというものです。

また、これらの概念に共通する点は、”人間の多様性を尊重する”姿勢です。

グローバル化が進み、価値観が多様化する中で、それらを受容する”寛容の精神”を醸成することが大切だと考えています。

さて、このあたりでそろそろ本題のグルメ記事へとまいりましょう。

今回ご紹介するお店は、小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩3分ほどの場所にある【キッチン マカベ】です。

夢が詰まった食品サンプル

私は子どもの頃、飲食店の外に飾られた食品サンプルを見るのが大好きでした。

見ているだけで心が躍り、ワクワクが止まらなくなるのです。

そして、このマカベさんの外観こそ、洋食店のお手本だと思っています。

何を隠そう、私はこの外観に惹かれて自転車を停め、食品サンプルをじっくりと眺めるうちに、お店に吸い込まれてしまいました。

『このお店なら、美味しいものが食べられそうだ』

まさにお店の思うツボですが、言葉で表現できない”引力”を感じました。

入店してみると、”古き良き洋食店”といった佇まいです。

照明が明る過ぎず、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

12時ちょっと過ぎですが、1階はたくさんのお客さんで満卓。

店員さんに案内され、階段を上って2階の席に座りました。

お店の看板メニューを探せ!

今回、私は外の食品サンプルを見て、注文する料理におおよそのあたりはつけていました。

しかし、初めて訪れる飲食店では、必ず情報収集をするようにしています。

具体的には、手元のグランドメニューを見たり、壁に貼られたおすすめメニューを見たりします。

また、リサーチなしでお店に入った場合、席に座ってからネット検索でお店の情報を集めたり、別のお客さんが注文した料理や食べている様子をこっそり観察したりすることもあります。

自分で言うのもアレですが、かなり”怪しい人物”ですね…

ちなみに、この日は入口の「カキフライ始めました」の案内も参考にしています。

そして、注文した料理は…

老舗洋食店のポークジンジャー

数ある魅力的な料理の中から、リブロースのポークジンジャーを注文しました。

ネット情報によると、このお店の”看板メニュー”のひとつのようです。

そして、運ばれてきたポークジンジャーとご対面。

『おぉ〜、何だかお嬢様のように上品な肉だ』

育ちの良さを感じる端正な容姿の肉です。

そして、豚の生姜焼きではなく、ポークジンジャーゆえの肉の厚さ。

さっそく、ナイフでカットした肉を口に運んでみると…

まず、感じるのは肉の表面の香ばしさ。

続いて、柔らかな肉の食感とその旨みをしっかり味わうことができます。

『こんな贅沢なランチタイム、バチが当たるかも』

とても丁寧な仕事をされている印象で、お客さんが多いのも至極納得です。

ご家族様からの温かい励まし

さて、このブログの投稿日、あるご利用者様のご家族様から声をかけていただきました。

「お母様のこと、ブログで読んだよ。大変だったねぇ。」

優しい言葉で気遣っていただいて、とても嬉しかったです。

その際、「ご利用者様を、実の父や母と思って接していきます」とお伝えしました。

この言葉、綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、偽らざる”本音”なんです。

そして、これが”本気”だと相手に分かってもらうには、”行動”しかありません。

このブログを通じて、たくさんの方と気持ちを通じ合っていきたいと思っています。

それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!

【店舗情報】

店 名:キッチン マカべ

住 所:〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-1-15

電 話:03-3482-3748

時 間:ランチ:11時15分~14時 夜: 17時~19時30分
※営業時間は変更になることがあります

定休日:木曜日

リンク:キッチン マカべ 食べログ

※2024年12月19日現在

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