成城学園前のランチ寿司【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第20話】
成城学園前のランチ寿司【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第20話】
東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。
【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】は、お陰様で20回目の投稿となります。
今回は成城学園前で見つけた美味しい握り寿司のランチをご紹介します。
さて、グルメ記事の前に、いつものように介護の豆知識からまいりましょう。
本日のテーマは、”介護職の資格制度”についてです。
介護職の資格はいくつかありますが、今回はその中から以下の3つをご紹介します。
・介護職員初任者研修
・介護福祉士実務者研修
・介護福祉士
介護職員初任者研修とは?
はじめに、”介護職員初任者研修”について。
初任者研修は、介護職に携わる人が業務を行う上で最低限の知識と技術、および実践のプロセスを修得し、基本的な介護業務を行えるようにすることを目的としています。
参考までに、自分の事例を挙げてみることにします。
私は、モアに入社するまで、介護業界で働いたことがありませんでした。
また、プライベートで介護をした経験もなく、完全な”未経験者”だったのです。
入社後かなり早い段階で、この初任者研修の資格を取得するために通学の機会をいただきました。
配属先のデイ・サービスでのOJTに加え、通学で介護を基礎から学ぶことができたため、未経験でも安心して働くことができました。
ちなみに、この初任者研修は以前”ホームヘルパー2級”と呼ばれていた資格です。
介護福祉士実務者研修とは?
次に、”介護福祉士実務者研修”について。
実務者研修は、初任者研修の上位資格です。
介護に関する専門的な知識と実践的な技術を一定以上持っているとみなされ、訪問介護事業所の”サービス担当責任者”になることができます。
また、実務者研修は介護福祉士を受験するための要件となる資格でもあります。
私は、初任者研修を取得してから約1年後、この実務者研修も取得しました。
研修に喀痰吸引や経管栄養などの”医療的ケア”が含まれていたこと、”ケアプラン”を作成できるようになるために、ひたすら演習を繰り返した記憶があります。
なお、実務者研修は、昔の”ホームヘルパー1級”にあたる資格です。
介護福祉士とは?
最後に、”介護福祉士”についてです。
介護福祉士は、数ある介護系の資格の中で”唯一の国家資格”です。
まさに”介護のプロ”であることを証明する資格と言えるでしょう。
高齢化社会が進み、介護ニーズが増大する中、介護職の資質向上を図る観点から、介護福祉士の受験要件や試験方法の改正が近年行われています。
現在、介護福祉士になるためのルートは大きく2つあります。
介護福祉士受験のための2大ルート
① 専門学校や短期大学等の”介護福祉士養成校”で介護について学ぶルート。
② 介護現場で働いて”3年以上の実務経験”を積み、その間に実務者研修を取得するルート。
ハードルは高いものの、介護業界で働く上で”一生役に立つ資格”と言えます。
ところで、こんな記事を書いておきながら、実は私は介護福祉士の資格を持っていません。
学生時代に介護について学んでおらず、②のルートで資格取得を目指している途中の段階です。
未経験でモアに入社し、介護職の実務経験は2年4ヶ月(2024/11/18現在)です。
介護福祉士の試験は毎年1月に行われているため、令和7年1月の試験では受験要件の実務経験3年を満たしていません。
そのため、受験は令和8年の1月となり、資格取得は最短でも令和8年3月となります。
そうなんです。
介護福祉士になるまで、まだ道半ばの状態。
ただ、そんな私でも公式ホームページ上でブログを書くチャンスをもらえるのが、モアという会社なんです。
さて、”腹が減っては戦は出来ぬ”と言いますし、介護福祉士の資格取得に向けて、まずは腹ごしらえといきましょう。
今回ご紹介するお店は小田急線の成城学園前駅から徒歩5分ぐらいの場所にある【蛇の目寿司】です。
己の直感を信じて
蛇の目寿司さんを訪れたのは、ある週末の金曜日。
世田谷区の喜多見で12月に開業する新しい訪問介護事業所の営業活動をしている途中で見つけたお店です。
朝から曇り空が続いていて、かなり肌寒く感じました。
『こういう時はランチで気分を上げていこう』
祖師谷&成城エリアのケアマネさんを訪問しながら、自転車で移動中は”うまい店センサー”を全集中します。
そして、成城学園前駅近くの成城六間通りで”ビビっ”ときました。
『ここだ、ここにしよう!』
外からでは中の様子は分かりませんが、自分の直感を信じることにします。
もちろん、入口に掲示してあった”ランチの値段”の確認だけは怠りなく。
チョイスの理由は…
このお店を選んだ理由は、年季が入った建物の外観に反して、”紫紺”の暖簾がとても綺麗だったこと。
その”コントラスト”に目を奪われたのです。
『おぉ、何だかものすごく惹かれる…』
そう言えば、世田谷にある駒澤大学のスクールカラーも紫紺。
箱根駅伝が好きな私としては、実に気になる色だったのです。
開拓者たれ!
「こんにちは」
あいさつをしながら暖簾をくぐると、先客はなし。
すぐに奥から大将らしき男性が出てきて、
「カウンターのお好きな席にどうぞ」と案内してくれました。
奥側のカウンターに座って、ランチの握りを注文。
しばらくして、お茶と高野豆腐が出てきました。
大将が運んできたので、この時間帯は1人でやっているのかもしれません。
何はともあれ、まずは冷えた身体を温かいお茶で潤します。
『たかがお茶、されどお茶。身体がうまい、うまいと言っている。』
次に、高野豆腐をパクッといただきます。
しっかりと煮含められた高野豆腐から溢れ出るダシ…
『沁みる、沁みる。しみしみちゃんだ。』
メインの寿司が来る前から、すでにいい感触。
そう、こういう知る人ぞ知るお店を発掘してこその【ヘルパーのグルメ】ですよ。
お茶で一服して落ち着いたら、つけ場に入った大将に自然と目がいきました。
私は飲食店で食べることはもちろん、料理ができあがるまでの過程を見るのも好きなのです。
『そう言えば、寿司職人さんとバーテンダーさんは似てるかも。どちらも”周りから見られる”ことを意識して仕事をしているんだろうなぁ』
丁寧な仕事をひとつひとつ積み重ねて、ランチ握りが目の前に提供されました。
色鮮やかな握り寿司
『美しい…』
ネタに比べるとシャリはやや小ぶりで、女性が食べやすいサイズ感です。
色合いも優しく、第一印象は”癒し系の寿司”。
右端のたこには、甘辛のツメが塗られていました。
江戸前寿司の伝統的な技法です。
さて、能書きはこれくらいにして、さっそくいただいてみます。
………
口の中で寿司を味わいながら、思わず何度も頷いてしまいました。
『直感を信じて良かった。』
グルメ漫画のあの人
握り寿司のすぐ後に醤油味のすまし汁が出てきました。
なんの魚かまでは分かりませんが、顔の部分のアラが汁に入っています。
しっかりとダシを感じつつも、スッキリとした後味です。
海原雄山氏に叱られないように、目玉の周りのゼラチン部分も頂いちゃいました。
ちなみに、私はアパレル時代にオールバックで黒スーツを着ていたら、”山岡士郎”と呼ばれたことがあります。
似てるのかな?
大将に聞いてみた
マグロや光り物、玉子などのランチ握り10カン、おいしくいただきました。
その中で1つ食べ慣れないネタがあったので、大将に何の魚か質問してみました。
私が気になった魚は、当日に日替わりネタになっていた”マハタ”でした。
マハタの腹の部分で、シコシコとした独特の食感と上品な脂が特長とのこと。
確かに、同じ白身のタイやヒラメとは明らかに異なる食味でした。
『うまい!』
大将の丁寧な仕事とちょうどいい会話の距離感、ゆったりと流れるお店の雰囲気などで、自分にとってすごく居心地が良いお店でした。
『また、いい店を知ってしまった。』
ハマった料理マンガ
ふと、自己分析をしてみると、ブログのジャンルに”グルメ”を選んだのは、それなりに理由があるようです。
パッと思いつくだけでも、これまで色々な料理マンガを読んできました。
小学生:ミスター味っ子
中学生:美味しんぼ
高校生:将太の寿司
大学生:クッキングパパ
社会人:バーテンダー
こんな感じです。
他にも、”ラーメン発見伝”や”神の雫”なんかも読みました。
ちなみに、リスペクトする”孤独のグルメ”は、ドラマになって初めて知りました。
料理マンガが好きな理由はいくつかありますが、うんちくを覚えたいと言うよりも、人間ドラマが面白かったり、何かを創造するための”感性”や人に喜んでもらうための”エンタメ性”を学べることが大きいと思っています。
それから、食べ物は誰にでも必要で身近なものだから、初めて会った人でも会話の”ネタ”にしやすいんですよね。
と言うことで、これからも投稿を続けていきますので、気が向いた時にでも覗いてみてください。
それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!
【店舗情報】
店 名:蛇の目寿司
住 所:〒157-0066 東京都世田谷区成成城5-13-25
電 話:03-3482-0968
時 間:ランチ:11時30分~14時00分 夜: 17時00分~21時00分
※営業時間は変更になることがあります
定休日:水曜日
リンク:蛇の目寿司 食べログ
※2024年11月19日現在