二子玉川の肉野菜炒め定食【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第16話】
二子玉川の肉野菜炒め定食【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第16話】
東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。
【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第16話】は、二子玉川で惜しまれつつ閉店を迎える人気店の肉野菜炒め定食をご紹介します。
さて、本来であれば、いつものように介護に関する豆知識からお届けするところです。
しかしながら、今回は投稿に緊急を要する理由があるため、記事作成時間を短縮してグルメレポートのみとさせていただきます。
実は、今回ご紹介する二子玉川の行列店【たぬき】さんは、2024年11月中に閉店することになっているのです。
二子玉川で行列ができる飲食店
2024年11月6日(水)の12時過ぎのこと。
私はこのお店の前に自転車を停め、10人ほどの行列の最後尾に並びました。
勤務先である株式会社moreの倉田社長から、二子玉川に”名店”があるとお聞きしたからです。
なんでも、駒澤大学や日本体育大学などの体育会系の学生に人気があるとのこと。
その噂どおり、立派な体格の男性が行列の先頭に並んでいました。
また、食事を終えてお店から出てきたお客さんは、『お腹いっぱい』と言った感じの満足気な表情を浮かべています。
『これは期待度マックスの優良店だ!』
訪問前の期待が確信に変わりました。
行列の先に青天の霹靂
少しずつ行列が前に進んでいく中、並んでいる人が妙にソワソワしているように感じました。
また、先頭周辺に並んでいる人が入口ドアの張り紙を撮影する様子も目に入ってきました。
そう、1人だけではなく何人も。
『何か変だな…』
残念ながら、張り紙に何と書かれているのか、遠くてよく分かりません。
そして、もうすぐ入店という段階になって、違和感の正体が判明しました。
『!?』
張り紙は閉店のお知らせでした。
『ジーザス!』
1ミリも予想していなかった事態を目の当たりにして、動揺を隠せません。
店頭のたぬきに化かされているのかと思いましたが、残念ながら現実のようです。
『悲しいけど、ここ閉店なのよね』
しかし、考えようによっては、閉店前に来ることが出来たのは僥倖とも言えます。
ここは気持ちを切り替えて、一期一会のたぬき体験を満喫することにしました。
優柔不断じゃないけど…
店内に入店しカウンターの一番奥に着席。
ホール担当の女性店員さんと常連さんの会話から、あと1週間ほどで閉店するようです。
おそらく、このお店での食事は後にも先にもこの1回だけ。
そう思うと、なかなか注文が決められません。
さば塩、シャケ焼き、唐揚げ、チキンチキン、生姜焼きなどなど、どの定食も美味しそうなのに、1つしか食べられないなんて。
まさに”究極の選択”です。
苦渋の決断…
そして、行列中から悩みに悩んだ末に注文したメニューは…
肉野菜炒め定食!
たぬきさんに敬意を表して、定食の”王道”をオーダーしました。
『腹は決まった!』
あとは周囲の状況を観察しつつ、今か今かとその到着を待ちます。
我が注文に一片の悔いなし
目の前に運ばれてきた肉野菜炒め定食。
思わずお辞儀をしたくなる完璧な仕上がり具合です。
『さぁ、始めようか。』
こんもりと盛られた肉野菜炒めは、もやしやキャベツがシャッキシャキ。
たっぷり入った肉は柔らかく炒められており、丁寧な仕事ぶりが感じられます。
塩加減が絶妙で、モリモリ食べられる感じです。
ボリュームたっぷりで、久しぶりにあごが疲れるほど咀嚼しました。
『だが、それがいい!』
ご飯にかけるごま塩が1袋ずつ用意されています。
もちろん、全部かけました!
そして、夢中で食べました!
後ろ髪を引かれながら…
食事の終盤、先に食べ終わったお客さんが女性店員さんと写真を撮ったり、手土産を渡したりする光景を目にして、ふっと我に返りました。
20分ぐらいの僅かな滞在ですが、このお店がどれだけたくさんの人の心と胃袋を満足させてきたのか、その様子で垣間見れます。
新参者の自分は、常連さんたちの大切な時間を邪魔しないよう、サッと立ち去るのみ。
『もっと早くこのお店に出会いたかった…』
それでも、このたった1回の素敵な時間を過ごせたことに心から感謝。
ごちそうさまでした。
そして、30年間お疲れ様でした。
それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!
【店舗情報】
店 名:たぬき
住 所:〒157-0067 東京都世田谷区玉川3-15-12 玉川3丁目マンション
電 話:080-6452-6809
時 間:昼 11:30 〜 14:15 夜 17:30〜20:45
※営業時間は変更になることがあります
定休日:金曜日、第3木曜日
リンク:たぬき 食べログ
※2024年11月中に閉店