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喜多見の松皮造りのたい丼【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第11話】

喜多見の松皮造りのたい丼【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第11話】

喜多見の松皮造りのたい丼【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第11話】

東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。

【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第11話】は、喜多見で人気の割烹ランチをご紹介します。

さて、グルメ記事の前に”高齢者の3大事故”の最終回をお届けします。

入浴時に起こりやすい事故

高齢者の方に特に起こりやすい事故として、以下の3種類をご紹介しました。

① 転倒・転落
② 誤嚥・窒息
③ ヒートショック

過去2回の投稿で、”転倒・転落”と”誤嚥・窒息”について、介護現場での事例や予防方法をお伝えしてきました。

そして、3回目となる今回は、冬場に多く発生する”ヒートショック”を取り上げます。

ヒートショックは、気温の急激な変化によって血圧が上下に大きく変動し、身体がダメージを受ける現象のことです。

具体的には、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などの疾患を引き起こす可能性があります。

また、そうした重篤な疾患には至らなくとも、浴槽内で意識を失って溺死する危険性もあるのです。

ヒートショックのメカニズム

ヒートショックは、室温と水圧によって血圧が変動して発生します。

気温が低い場所では、体温を保持しようとする自律神経の働きにより、血管が収縮して血圧は上がります。

また、お風呂でお湯に浸かると、皮膚に水圧がかかって血圧が上がります。

反対に、お風呂から出ると、水圧がかからなくなるため血圧が下がります。

このように、暖房の効いた居室と室温の低い脱衣所や浴室を行き来することで、血圧が大きく変動し、心臓や血管に大きな負荷がかかってしまうのです。

ヒートショックの予防方法

ヒートショックのおもな発生要因は、”部屋の温度差”です。

そのため、居室から浴室までの廊下や脱衣所を暖めることが有効です。

エアコンやヒーターなどを利用して、室温の低い場所を事前に暖めておくと良いでしょう。

もし、浴室内に暖房がない場合は、浴槽のお湯の蒸気で暖めたり、お湯のシャワーを出して暖める方法もあります。

また、浴室の足場が冷たいと、歩き方が不安定になって転倒のリスクが増えたり、お風呂に入ること自体が億劫になる可能性があります。

安心・安全に入浴できるよう、滑り止め仕様のマットを敷くことをおすすめします。

以上、冬場に発生が増えるヒートショックについて、そのメカニズムと対策についてお伝えしました。

それでは、ここからはグルメ記事に変わります。

本日ご紹介するお店は、小田急線喜多見駅すぐそばの【割烹 やまぐち】です。

喜多見エリアの食をリサーチ

今回私が喜多見エリアを訪れた理由は、2024年12月にオープンするモアの新しい訪問介護事業所を周知するためです。

これまでこの喜多見エリアに仕事で来ることはほとんどありませんでした。

どこにどんな飲食店があるか分からないため、完全な新規開拓の状態です。

『どの辺りに行けばいいんだろう?』

自転車で近隣のケアマネさんにご挨拶まわりをしながら、ランチのアテを探してみました。

しかし、土地勘がないせいか、飲食店の多い場所が分かりません。

“この店だ!”と言うインスピレーションを感じないまま、時間だけが過ぎていきました。

『今日はもう無理かな…』

と焦りを感じ始めた時、ある文字が私の目に飛び込んできました。

本日の定食 たい丼

喜多見駅のすぐ近くの飲食店のA型看板に、”たい丼”の文字を発見!

“割烹”と書いてあるので、店頭の案内がなければきっとスルーしていたでしょう。

この【ヘルパーのグルメ】で魚料理の投稿をしたかった私にとって、このたい丼はまさに”渡りに船”。

喜び勇んで入店しようとしたら、店員さんから「ただいま満員です。」との返答が。

『待ちます、待ちます、待ちまーす!』

鯛の松皮造り

10分ぐらい待って、空いたカウンター席の端っこにちょこんと座ります。

あらためてメニューを見ることなく、オーダーはたい丼の一択です。

カウンターが高くて手元の仕事は見えませんが、板前さんのご主人と接客担当の女将さんのご夫婦2人でお店を営んでいるようです。

お昼時とあって、店内はお客さんで混雑しています。

着席から10分ほどで料理が提供されました。

どんぶりご飯の上に乗っている鯛は皮が残っています。

いわゆる、”松皮造り”と呼ばれる調理方法です。

さすがは割烹の面目躍如と言ったところ。

小鉢もいろいろ

『そう言えば、最近生の魚を食べていなかったなぁ…』

海に囲まれた日本は、まさに海産物の宝庫。

たまに魚が無性に恋しくなるのは、大昔から魚を食べてきたであろう先祖代々から受け継がれたDNAの仕業でしょうか?

水菜とキャベツのサラダ、もやしナムル、冷奴、香の物に味噌汁。

小鉢もいろいろ付いています。

初航海の喜多見であやうく溺れかけたものの、満足度の高いランチにありつけたので結果は上々。

喜びを多く見る街

私は福島県の喜多方市で生まれました。

幼少の頃に見た地酒のテレビコマーシャルの中にとても印象に残っているフレーズがあります。

“喜び多き方々へ”

よくよく考えてみたら、喜多見は”喜びを多く見る”と言う地名じゃないか!?

ふるさとに似た素敵な響きの世田谷区喜多見に、一気に親近感が湧きました。

ここに来たのも何かの縁。

もっとたくさんの飲食店を開拓して、皆さんにご紹介していきたいと思います。

それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!

【店舗情報】

店 名:割烹 やまぐち

住 所:〒157-0067 東京都世田谷区喜多見9-3-3

電 話:03-3480-9884

時 間:ランチ 11:30〜14:00 ディナー 18:00〜23:00

定休日:日曜日

リンク:割烹やまぐち 食べログ

※2024年10月29日現在

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