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豪徳寺の招福そば【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第7話】

豪徳寺の招福そば【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第7話】

豪徳寺の招福そば【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第7話】

東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。

【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第7話】は、豪徳寺の老舗そば屋さんをご紹介します。

さて、グルメ記事の前に、世田谷の豪徳寺をご案内したいと思います。

豪徳寺は東急世田谷線の宮の坂駅から徒歩5分、小田急線の豪徳寺駅から徒歩15分の場所にあります。

堂々とした山門から境内に入ると、正面に漆黒の香炉があります。

上に鎮座している狛犬が迫力満点です。

豪徳寺のシンボル

豪徳寺は、彦根藩主 井伊家の江戸菩提寺でした。

元々は弘徳院という名称でしたが、彦根藩二代目藩主 井伊直孝の法号「久昌院殿豪徳天英大居士」から豪徳寺に改称したとされています。

豪徳寺と言えば、忘れてはならないのが”招き猫”。

言い伝えによると、直孝が鷹狩りでこの寺の近くに来た時に、門前の猫がおいでおいでと手招きをしたそうです。

寺に立ち寄って過ごしていると、急に雷が鳴って雨が降り始めました。

寺の招き猫のおかげで雷雨に遭わなかったと感じた直孝は、この寺を井伊家の菩提寺として手厚く支援したそうです。 ※由来は諸説あります

滋賀県彦根市の人気マスコットキャラクター”ひこにゃん”が猫モチーフなのも、この招き猫に由来しています。

ところで、読者の皆さんは豪徳寺が外国人観光客にとても人気があることをご存知でしょうか?

世界の人気者!

お目当てはコレ。

大量の招き猫が奉納されている招福観音が撮影スポットとしてSNSで話題となり、連日たくさんの外国人観光客で賑わっています。

奉納所が招き猫で埋め尽くされていて、一見の価値ありです。

隠れ招き猫!?

私のお気に入りは高さ22.5メートルの三重塔です。

境内には三重塔と同じくらいノッポの木もあって、豪徳寺の歴史を感じます。

ちなみに、この塔のどこかに”隠れ招き猫”があるので探してみてください。

実は、招福観音の裏手にある赤門にも”隠れ招き猫”がいます。

正面からは見えないので、最初に見つけた時はかなり嬉しかったです。

井伊家墓所

豪徳寺の敷地の南西部分には井伊家の歴代藩主やその正室たちのお墓があります。

一番奥にあるお墓は、江戸幕府の大老職を務めた13代藩主 井伊直弼のもの。

この直弼が尊皇攘夷派の浪士たちに暗殺された”桜田門外の変”は、幕末の事件としてあまりにも有名ですね。

豪徳寺とゆかりの深い2代目藩主 井伊直孝のお墓もあります。

ちなみに、初代藩主の井伊直政は、家康を支える徳川四天王のひとりとして【歴史シミュレーションゲーム 信長の野望シリーズ】に登場します。

甲冑や旗指物などの武具を赤・朱色で統一した直政の部隊は、”赤鬼”として恐れられたそうです。

まさに戦国時代の”赤い彗星”ですね。

開いてて良かった

もし、豪徳寺を訪れた時に、地蔵堂の入口が開いていたらラッキー!

堂内には地蔵菩薩半跏像が安置されています。

土足厳禁なのでご注意ください。

豪徳寺の近くを走っている東急世田谷線の車両は実にカラフル。

車体の色は、赤・オレンジ・青・緑・黄・紫を確認しています。

招き猫が描かれた車両もあって、全部で何色あるか調べてみるのも楽しそうです。

おっと、豪徳寺の紹介に熱が入り、前段が長くなってしまいました。

創業以来90余年

今回ご紹介するお店は小田急線の豪徳寺駅から徒歩5分ほどの場所にある【そば処 福室庵】です。

地元に愛され創業96年を数える老舗のそば屋です。

訪問した日はスケジュールがタイトだったため、お店の滞在時間は10分ほど。

移動の合間に立ち寄って、サクッと大盛のもりそばを食べて店を後にしました。

つゆを入れる器がそばちょこではなく、どんぶりサイズでとても食べやすかったです。

節系の旨みを感じるつゆは、しっかりとした塩味を感じつつも口あたりはまろやかでダシの余韻を長く感じました。

キリッと冷えたもりそばを食べた身体に、〆のそば湯が沁み入ります。

創業90年以上の老舗ながら敷居の高さは感じず、良い意味で”街のおそば屋さん”といった趣きです。

いたるところに招き猫が

卓上にある七味や爪楊枝入れも招き猫仕様です。

『まさに、招福そばだ』

と思っていたら、お品書きの裏面に”招福そば”と言うメニューが載っていました。

招き猫がこの街の観光資源であることを実感します。

そう言えば、豪徳寺駅から豪徳寺までの商店街には、招き猫グッズを扱っているお店が軒を連ねています。

お寺へお越しの際は、ぜひ覗いてみてください。

ハローと鳴くのは?

最後に、先日体験した不思議な出来事をお伝えします。

豪徳寺の近くを自転車で走っていた時のことです。

背後で「ハロー、ハロー」と鳴く鳥がいたので振り返ってみたら…

何と鳴き声の主はカラス。

自分の目と耳を疑いましたが、何度聞いても確かに「ハロー」と鳴いています。

あまりの衝撃にすぐウェブで調べてみると、”ハローと鳴くカラス”の動画が多数ヒットしました。

どうやら、外国人観光客がカラスに英語を仕込んだワケではなさそうです。

さて、今回の記事はだいぶ長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう。

【店舗情報】

店 名:そば処 福室庵

住 所:〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺1-6-7

電 話:03-3429-6221

時 間:昼 11:00~14:30(L.O.14:10)、夜 17:00〜19:30(L.O.19:10)

定休日:月曜日

リンク:そば処 福室庵 ホームページ

※2024年10月18日現在

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