キホンの手洗い
夏の不調といえば、熱中症。
ですが今年の夏は、それだけではありません。
新型コロナ肺炎は油断できませんし、食中毒も危ない。ヘルパンギーナなんていう子供の夏風邪も出てきています。
これらの様々な感染症に対抗する、手軽でお勧めの対策があります。
それは「手洗い」です!
<手洗いの効果>
元々、手にはおよそ100万個のウイルスが付いています。
手を洗うと、それをどこまで減らせるでしょう?
- 流水だけで15秒 もみ洗い → ウイルス約1万個に減少
- 石けんやハンドソープで10秒または30秒洗い、流水で15秒流す → ウイルス数百個に減少
- 石けんやハンドソープで60秒洗い、流水で15秒流す → ウイルス数十個に減少
- 石けんやハンドソープで10秒洗い、流水で15秒流す、を2回繰り返す → ウイルス数個に減少
手洗いだけで、ウイルスはこんなに減らせるのです。
*データ参照:厚生労働省「手洗いの時間・回数による効果」
<手洗いの方法>
手のひらと手の甲、指の間をササッと洗って終わりでは不十分です。
特に洗い残しやすく、気を付けるポイントがあります。
- 指輪や腕時計は外す
- 親指を反対の手で包むように洗う(図4)
- 爪と指先は、反対の手をお椀のように窪ませてその中で擦る (図5)
- 手首も忘れずに洗う (図6)
これらのポイントを守って2回洗うか、ゆっくり1回、60秒洗ってみましょう。
⚠ 洗い残しが多いのは…「爪」「指先」「親指の腹」「手首」⚠
<水で洗えない時の味方 〜アルコール消毒の注意点〜>
水での手洗いが難しい時は、アルコール消毒を行いましょう。
ただし、アルコールの量には注意を!
効果的な量は「3ml(500円玉大)」です。意外と多いですね。
アルコールを使う時も、洗い残しやすい場所を意識して擦り込みましょう。
手洗いの効果、おわかりいただけたでしょうか?
もちろんウイルスの中には、空気感染や飛沫感染するものもあります。「換気する」「人混みを避ける」「適切なタイミングでマスクをする」などの対策も、忘れず行っていきましょう。