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病気・予防法

頭痛と低気圧の関係

頭痛と低気圧の関係

紅葉が一段と色を増す季節となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
2022年も残り僅か、今年の天気は雨が多かったように感じます。雨の日だと低気圧により、頭痛が生じ体調が悪くなることがありませんか?

今回は「低気圧でなぜ頭痛が生じるのか?」とその「対策法」をお伝えします。


気圧とは?

気圧というのは、空気による圧力のことです。
人間は常に全方位から空気の圧力(気圧)を受けています。人間の体が気圧で押しつぶされないのは、受けている気圧と同じ力で体の内部から気圧を押し返しているからです。

気圧の影響がどのくらいあるのか、ポテトチップスを持って高い山に行った場合を想像するとわかりやすいと思います。高い山の上では気圧が下がり、外から押す力が弱まるため、ポテトチップスの袋は膨らみます。人間の体も、知らないうちにポテトチップスの袋と同じように日々の気圧変化の影響を受けています。

気圧が低いとなぜ頭痛が起きるの?

気圧が下がると体の外からの圧力が減り、血管が拡張します。脳の血管が拡張すると、脳血管の周りに張り巡らされた三叉神経が圧迫されるため、頭痛が生じるのではないかと考えられています。

頭痛を抑えるには?

  1. コーヒー・緑茶を飲む
    これらの飲み物には「カフェイン」が含まれています。カフェインには、血管を収縮させる作用があります。頭痛が出たばかりのときに飲むと、痛みが軽減しやすいです。
  2. 頭を冷やす
    身体が冷えない範囲で痛いところを氷などで冷やしましょう。頭痛が出ているところを冷やすことで、血管の拡張を抑え、痛みを和らげることができます。長時間ではなく5分程度冷やすことをおすすめします。

低気圧で頭痛が生じやすい方は、上記の方法を試してみてはいかがですか?
カフェインの1日の目安量は、健康な成人で400mg(コーヒーをマグカップで約3杯)、妊婦や授乳中の女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までと厚生労働省が伝えています。これらを意識して、摂り過ぎには注意してください。持病がある方はかかりつけ医と相談して、ご自身に合った気圧変化に対しての体調管理をおこなっていきましょう。

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