経堂の鉄板焼肉【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第32話】

経堂の鉄板焼肉【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第32話】
東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。
【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】第32話は、飲食店激戦区の経堂で行列必死の人気焼肉店をご紹介します。
さて、今回は介護の分野から離れて、当社が注力するダイバーシティ&インクルージョンに関する情報をお届けしたいと思います。
本日のテーマは、”D&l AWARD”です。
D&l AWARDとは?
D&l AWARDは、2021年から始まったダイバーシティ&インクルージョンの取組みを評価する日本最大規模の認定表彰制度です。
ダイバーシティは”多様性”、インクルージョンは”包摂”を表す言葉です。
上記2つの言葉の頭文字をとったD&l は、”多様な人材を受け入れて活かしていく”取り組みのことです。
D&l AWARDでは、国内企業のD&l に関する取組みを”ダイバーシティスコア”で採点しています。
このダイバーシティスコアは、株式会社JobRainbowが開発した”評価指標”です。
企業のD&Iに関する取組みを、100項目にわたる評価で可視化しています。
具体的には、「ジェンダーギャップ」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの項目で評価されます。
そして、100点満点のスコアに応じて4つの認定が授与されます。
D&l AWARDの認定制度
それでは、D&l AWARDの認定を1つずつご紹介します。
・ビギナー(認定スコア 1〜20点)
数ある企業の中でも、会社としてD&Iに取り組む重要性とその上での課題に着目し、的確なゴール設定とともにD&I推進の歩みを進めている。
次の課題も見据えて、着実にステップアップしている。
・スタンダード(認定スコア 21〜60点)
D&I推進カンパニーの中でも、既に社内でD&I推進を担う部署や社内グループが形成され、複数の取組みや施策を進めている。
施策の運用と改善、新たな取組みの実施を同時進行しながら、D&Iへの社内理解を今まさに促進している。
・アドバンス(認定スコア 61〜80点)
日本国内企業の中でも、D&Iを先進的に進め、ロールモデルとして日本のD&I推進を牽引している。
多角的に幅広い取組みをすると同時に、社員一人ひとりがD&Iを尊重するような社内風土が醸成され、更なる変革に今まさに取り組んでいる。
・ベストワークプレイス(認定スコア 81〜100点)
日本国内だけでなく世界的にも高い水準でD&I推進に取り組むD&I先進カンパニーで、D&Iの企業文化の醸成はもちろんのこと、社員一人ひとりがD&I推進を担う個として積極的に活動している。
D&Iの理念は、サービスや事業、企業組織のあらゆる側面で反映され、社外にも波及させている。
4年連続の最高評価を受賞!
株式会社moreは、このD&l AWARDにおいて4年連続の最高評価”ベストワークプレイス”を受賞しています。
D&lを推進する目的は、多様な価値観やバックグラウンドを持つ社員がその能力を存分に発揮できるよう、働きやすい職場環境を整えるためです。
働きやすい職場ほど離職率は下がり、人材が定着しやすくなる傾向があります。
当社は人材不足が深刻化する介護業界で成長し続けるために、多様性を活かす人材戦略に舵を切りました。
D&l AWARDのような認定制度を活用しながら、引き続きスタッフが働きやすい職場づくりを進めていきたいと思います。
以上、今回はD&l AWARDについてお伝えしました。
さて、ここからは読者の皆さんの”食欲”を大いに刺激しちゃいますよ。
今回、グルメ取材させていただいた飲食店はこちら。

小田急線の経堂駅から徒歩5分ほどの場所にある【鉄板焼肉 大当り】です。
『ハズレ感が皆無の店名、実に頼もしい!』
それでは、グルメ記事へとレッツゴー。
グルメ取材を躊躇する理由
このお店は、私が以前訪問していたご利用者様の自宅のすぐそばにあります。
そのインパクト大の店名と外観が、以前から気になっていました。
そんな矢先、モアの倉田社長との面談でこのお店が話題になり、”鉄板”と推薦されたのです。
『モーレツに食べてみたい!』
ただ、ひとつ懸念材料がありました。
お店をリサーチした時に、気になるクチコミがあったのです。
それは、鉄板焼きに大量の”ニンニク”が使われているとのコメントでした。
ご利用者様の自宅を訪問してサービスを行うヘルパーは、自身の”臭い”に気をつける必要があります。
ゆえに、出勤日にニンニクを食べることは、”御法度”にしているのです。
そうした理由で、推薦を受けてから4ヶ月の間、取材を”封印”してきました。
建国記念日に封印は解かれた
先日、その長い封印が解かれる好機が到来しました。
建国記念日で祝日だった2025年2月11日(火)のことです。
その日の訪問サービスは午前中のみ。
祝日は営業先である”居宅”がお休みのため、午後は事務所で”ポツネン”とデスクワークをする予定でした。
そして、午前のサービスを終えて訪問先を退出した11時30分過ぎ。
食いしん坊ヘルパーの脳裏に、この大当りが思い浮かびました。
『ん!? 待てよ…』
誰とも会わない=ニンニクOK
『今日なら行けるんじゃないの?』
そう考えるやいなや、経堂方面に向けて全速力で自転車を漕ぎ始めました。
相棒の駐輪場を探して
11時45分にお店に到着。
先に並んでいた方は2名のみ。
どうやら11時半の開店からあまり時間が経っていないため、1回転目のお客さんのほとんどがまだ店内で食事中のようです。
そして、店頭に掲示された”駐輪不可”の案内文に気付きました。
『ガーン』
幸い、近くにモアの訪問介護事業所があるので、ちょっとの間だけ相棒の自転車を停めさせてもらうことにしました。
行列が増えないうちにと急いで戻り、最後尾に並びます。
12時を過ぎた頃、何人かのお客さんが食事を終えて外に出てきました。
白煙の向こうにあるパラダイス
店員さんに促されてお店に入ると、店内は”活気”と”熱気”に溢れていました。
『おぉ、立ち昇る白煙だけですでにもう旨い』
店内に満ち満ちている独特の雰囲気に、はやる気持ちが抑えきれません。
そして、カウンター席に座って周りをキョロキョロ。
初めての客と丸分かりの行動です。
鉄板焼肉1人前がどのぐらいの量か分かりませんが、何となく”ダブル”の気分。
なかなか来る機会もないので、思い切ってダブルを注文しようとしたら…
「ダブルだと700グラムぐらいありますけど、大丈夫ですか?」
と、店員さんが量を教えてくれました。
『そんなにあるの!?』
話を聞いた私は、慌てて1.5人前に注文を変更しました。
ちなみに、ご飯(味噌汁付き)は鉄板焼肉とは別売りになっていて、小・中・大・特盛の中から好みのサイズが選べます。
かくして、最終的なオーダーは鉄板焼肉1.5人前と大盛りご飯となりました。

刮目せよ、博多名物の鉄板焼肉
注文からしばらく待っていると、先に入店したお客さんたちに白煙をあげた鉄板焼肉がどんどん運ばれていきます。
そして、ついに私の席にも本日の主役が降臨。
『これが噂の鉄板焼肉か』
初対戦を前に、しばしの観察タイム。
もちろん、鉄板はアツアツ。
そればかりか、鉄板に乗った食材からも”熱気”を感じます。
たっぷりの油にまみれた肉とキャベツたち。
さらに、細かく刻まれたニンニクを”これでもか”と纏っています。
今は食事のカロリーなど気にしない、いや気にしてはいけない。
『よし、今日は”カロリー無礼講”といこうじゃないか』

背徳感と罪悪感の狭間で
まずは、肉をひと口。
『ガツンとキター!』
ぷっくりとした肉の表面は、濃厚なニンニクオイルでコーティングされています。
肉の部位は”豚のハラミ”とのこと。
牛ハラミは焼肉店でよく食べていますが、豚のハラミは初めてかも。
ハラミは横隔膜なので、厳密には内臓肉(ホルモン)です。
しかし、見た目と味わいは赤身肉によく似ています。
さらに、カルビやロースに比べると安価なため、コスパが良いのです。
ひと口、ひと口食べ進めるごとに、体内にニンニクパワーが充填されていきます。
仕事の日に昼間からニンニクたっぷりの焼肉を食べる…
“背徳感”と”罪悪感”の狭間で揺れ動く自身の感情。
やはり、イケナイことは蜜の味なのでしょうか?

数種類のスパイスと自家製みそを使った辛みそ
ところで、大当りの店内には”特製の辛みそ”を使った食べ方が掲示されています。
鉄板焼肉を運んでくる時、店員さんに「当店の食べ方を知っていますか?」と質問されました。
せっかく&初心者なので、おすすめの食べ方をレクチャーしてもらいました。
店員さんの話によると、それぞれの席に置いてある”木の棒”を使って鉄板焼肉の皿をわざと傾けます。

皿を傾けたことによって、片側の端に熱々の油が溜まります。
その溜まった油に辛みそを投入して溶かします。
辛みその量の目安は、辛さが苦手な人は小さじ1杯。
辛い物が好きなら小さじ2杯、大好きなら小さじ3杯以上だそうです。

私は小さじ2杯ほど辛みそを入れました。
辛みそを溶かした油に肉をつけて食べてみると…
確かに辛い。
でも、それ以上に旨い!
もともと大量のニンニクでHOTな味わいなのに、辛みそでさらにヒートアップ!
肉とキャベツの波状攻撃により、口の中は大フィーバー状態。
いや、全身の隅々までニンニクエキスが行き渡ったんじゃないかと思えるほど。
まさに、大当りの店名に相応しい、ドーパミン全開の焼肉体験です。

切なさと寂しさと心細さと
そのまま最後までペースが落ちることなく食べ続け、決戦は終了。
空っぽになった皿を見ていると、ポッカリと心に穴が空いた気持ちです。
かつてこの場所に大量の肉とキャベツがあったのに…
一体どこへ消えてしまったんだ?
『あぁ、ここだったか』
胃袋のあたりをさすりながら、満腹感でフワフワ気味の脳を再起動します。
それにしても、稀有なランチタイムでした。
たくさんの名店を巡ってきたヘルパーのグルメの中で、特に記憶に残る体験です。
『また食べたい!』
完全に脳がこのお店の快楽を覚えてしまったようです。
とにもかくにも、まずは鉄板焼肉の”あとしまつ”をしなくては。

つまりは、秘密道具のコレ。
実は、ニンニクを食べた後にリンゴジュースを飲むと、臭いを中和できるんです。
昔、友人から教えてもらい、効果を感じて実践するようになりました。
ニンニクの臭いは、”アリシン”という成分が原因です。
そのアリシンを、リンゴに含まれるリンゴポリフェノールが分解してくれます。
とは言うものの、これでニンニク臭が完全になくなる訳ではありません。
あくまでも、”軽減”するだけなので、過信は禁物ですよ。
それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!
【店舗情報】
店 名:鉄板焼肉 大当り 本店
住 所:〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-25-19
電 話:03-3439-8929
時 間
昼 :11:30~15:00 (L.O.14:30)
夜 :18:00〜23:00(L.O.22:30)
※営業時間は変更になることがあります
定休日:年末年始
リンク:鉄板焼肉 大当り 本店 食べログ
※2025年2月11日現在