用賀の和栗モンブラン【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第19話】
用賀の和栗モンブラン【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第19話】
東京の世田谷で介護の仕事をしている清水です。
【世田谷の介護ヘルパーのグルメ 第19話】は、知る人ぞ知る用賀の極上パティスリーをご紹介します。
さて、グルメ記事の前に、まずは介護の豆知識をお届けします。
歳をとるってどんなこと
先日あるご利用者様のご自宅に伺った際、壁に貼ってあった言葉が目に留まりました。
“歳をとるってどんなこと”というタイトルで、一から四まで歌詞が書かれており、ウサギとカメのメロディー!と添えられていました。
その言葉は、歳をとることを前向きに表現していて、とても素敵だと感じました。
その後、ネットで調べてみたら、その歌詞は芹沢春江さんという方が作ったものだと分かりました。
一.歳をとるってどんなこと
忘れっぽいというけれど
いっぱいつまった知恵の箱
出すのにちょっと迷うだけ
二.歳をとるってどんなこと
耳は遠いし 目も悪い
あらゆるものをキャッチして
私を育てた疲れです
三.歳をとるってどんなこと
腰が曲がるというけれど
お世話になった人びとに
感謝 感謝の姿です
四.歳はとるとる みんなとる
誰でも同じ 歳をとる
どうせとるなら元気よく
楽しく歳をとりましょう
どれも”なるほど”と思わせる歌詞ですが、個人的には三番が一番刺さりました。
“実るほど頭を垂れる稲穂かな” そういう者に私はなりたい。
ヘルパーのやりがい
実際、ご利用者様とお話をしていると、その素晴らしい人生経験に感銘を受けることがままあります。
知らなかった秘蔵のエピソードを聞けた時は、ご利用者様との距離が近くなった気がしてとても嬉しいのです。
そして、それはサービス中にマンツーマン対応をするヘルパーならではの”やりがい”だと思っています。
さて、歌を唄ってお腹が空いてきたでしょうか?
それでは、本編のグルメコーナーに突入します。
用賀にある謎のお店、再び…
本日ご紹介するお店は、東急田園都市線の用賀駅から徒歩6分くらいの場所にある【Atsushi Hatae (用賀店)】です。
外に目立つ看板がないため、パッと見でパティスリーだとは分からないかもしれません。
このお店の存在を知ったのは、デイ・サービスの送迎をしていた時です。
このお店は瀬田の五差路に繋がる道に面していて、ちょうど信号待ちの車列ができる場所のあたりにあります。
用賀の街並みとは明らかに異なる店の佇まいが気になりました。
信号待ちの間に店内の様子をチラ見してみましたが、外からだと店内の様子がよく分かりません。
何かの物販だとは思うのですが。
『気になりますねぇ』
こういう謎の店が気になって仕方ないのが”僕の悪い癖”です。
用賀に用が…
実はこのお店、約1年ほど前に一度だけ利用したことがあります。
用賀に用があって、謎のお店の前を通りかかる機会がありました。
中を覗き、そのままお店に吸い込まれるように足を踏み入れたのです。
その時は、プレゼント用の焼き菓子を購入しました。
そして、その焼き菓子がとても好評だったので、いずれケーキを買ってみようと思っていたのです。
それにしても、再訪にだいぶ時間がかったものです。
用賀の洋菓子店…
このグルメブログの記事投稿を重ねる中で、感じていた自らに足りないもの…
それは”華やかさ”
ついに、アノとっておきを出すしかない。
そう決意して、取材を敢行したのです。
久しぶりに入った店内は、1年前に訪問した時とレイアウト自体はそれほど変わっていないように感じました。
前回スルーてしまったケーキのショーウィンドウ。
今回は目を凝らしてじっくりと眺めてみます。
『ヤバい…どれもうまそうだ』
ちなみに、お店の方に店内撮影を快くOKしてもらっています。
Merci beaucoup !
あっ、私フランス語は喋れませんので。
何を買ったでしょうか?
さて、ここで問題です。
ショーウィンドウには12種類のケーキが陳列してありました。
今回、私はその中から2つ購入しました。
どれとどれを買ったでしょうか?
ケーキの名前は画像では見えないと思うので、形だけで選んでください。
シンキングタイム、スタート!
♩
🎵
🎶
それでは、正解を発表します。
箱を開けると…
木苺と和栗の共演
購入したのは、フランボワーズ(左)と和栗のモンブラン(右)です。
当たりましたか?
12種類の中から2つを当てるのは、実に66分の1の低確率です。
多分、計算は合っているハズ。
正解した方、お見事です!
助っ人、登場!
さて、今回の実食場所として、用賀にあるモアの事務所をお借りしました。
いざ、食べようとした時に、本部の方たちが紙皿やフォーク、敷紙などの小物を出して”演出”してくれたのです。
実は、手で食べようと思っていた自分。
ホントに、華やかさのカケラもないな…
Uさん、Nさん、Tさん、サポートありがとうございます。
周囲の視線が気になる…
そして、準備万端整ってケーキの撮影を始めた時、会社の採用や広報を担当しているTさんが、「食べてるところを撮影していいですか?」と尋ねてきました。
なんでも、会社のインスタに【ヘルパーのグルメ】の中の人を投稿したいそうです。
予想しなかった突然の提案。
「私、ノーと言わないので」
と軽くOKしてしまったものの、慣れない状況にちょっと戸惑い気味のアラフィフおじさん。
ここはひと呼吸おきましょう。
よし、OK!
『まずは、和栗のモンブランからいこうか』
では、いただきます。
ケーキの土台は、焼いたメレンゲかな?
口の中に入れると…
『おぉ、シルクのような口あたり』
サックリとした優しい食感の土台が、滑らかな極細のマロンクリームと調和して、実にいい感じです。
C’est délicieux.
何度も書きますが、私はフランス語を喋れません。
分かっちゃいるけどやめられない
『なんてうまいんだ…』
思わずため息が漏れる味。
ひょっとしたら、恍惚の表情をしているかも。
噛み締めるように食べ進めたら、モンブランの中から和栗が丸ごと1個出てきました。
まるで、”宝石”を掘り当てた気分。
このモンブラン、今まで食べた中で間違いなく一番贅沢です。
あまりの美味しさに、上の透明ケースに付いていたモンブランのクリームをフォークですくって食べちゃいました。
お行儀が悪くてごめんなさい。
無念のタイムアップ
さぁ、次のフランボワーズ…
と思ったところで、アポイント時間の直前になってしまいました。
残念ながら、実食はここで終了。
後ろ髪をひかれる思いとは、まさにこのこと。
食べられなかったフランボワーズは、ケーキを素敵に演出してくれた本部の皆さんにプレゼントさせていただきました。
3人に1個しかないので、何だか申し訳ない気持ち…。
用賀でヨガを…
最後に、全く関係ない余談をひとつだけ。
用賀の地名を初めて知ったのは高校生の時。
その時に”ある人物の顔”が思い浮かびました。
それは…
ダルシム!
ダルシムは、ストリートファイターという格闘ゲームに登場するキャラクターで、インドのヨガ修行僧の設定。
口から炎をはいたり、
腕や脚がビューンと伸びたり、
はては、テレポーテーションをしたり、
『ヨーガって何でもありなのか?』
と、思ってしまった懐かしい青春の1ページ。
あの時からだいぶ歳をとってしまったけれど、前段の”歳をとるってどんなこと”の歌詞のように、まだまだ人生を謳歌していきたいと思います。
何だか、燃えてきたぞ〜
それでは、また次回の【世田谷の介護ヘルパーのグルメ】でお会いしましょう!
ヨガ、ファイヤー!
【店舗情報】
店 名:Atsushi Hatae 用賀店
住 所:〒158-0096 東京都世田谷区玉川台1-5-3 グレース玉川台 101
電 話:03-5797-9234
時 間:11:00 〜 19:00
※営業時間は変更になることがあります
定休日:火曜日
※2024年11月16日現在