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トリビア

太陽と紫外線

やっと梅雨明けもして夏らしくなってきました。夏と言えば海や花火大会など屋外でのイベントを思い浮かべますが今年は難しそうですね。そしてもう一つギラギラとした太陽も夏を象徴するものではないかと思います。今回は太陽について話を進めてみようと思います。


太陽は大きさで地球の100倍以上、重さで33万倍以上だそうです。想像はなかなかつきませんが、とにかくものすごく大きいことはわかります。そしてとても大きなエネルギーを発しています。遠く離れた(宇宙空間では遠くないのかも)地球であっても、夜明けの小さな光でも暖かく感じられるのだからすごいですよね。そして地球上の全てのエネルギーは太陽からもらっているとも言えるのではないでしょうか。雨が降る、風が吹くなどの自然現象だけでなく、植物が育つのも動物が生きていることも、電気が使えたり車が動いたりするのも元をたどれば太陽のエネルギーかなと思います。

そう言えばコロナと言うものも太陽にあります。太陽の最も外側にあるガスの層で放射状に広がっているように見える様子からそのように言われています。そもそも「コロナ」の語源は「冠」と言われています。コロナウイルスも球体部分から放射状に突起があることから「コロナ」と言われています。

さて天文学的なことはこの辺りまでで、私たちがこの時期気になることの一つに紫外線があると思います。紫外線は太陽から届く太陽光線の一部で波長によりUV-A、UV-B、UV-Cに分かれています。
このうち最も生体に対して破壊性の強いのはUV-Cですが、オゾン層によってカットされるため地表には届きません。
地表に届く紫外線の9割以上はUV-Aで、残りはUV-Bとなります。
それぞれの特徴としてUV-Aは、皮膚の奥深くまで到達してタンパク質(コラーゲン等)を変性させてしまうためシワやたるみの原因となってしまいます。
一方UV-Bは皮膚の深くまでは届かないものの色素細胞を刺激してメラニンを生成しシミやそばかすの原因となってしまいます。

ここまでだと、こんなものいらないと思ってしまうかもしれません。
しかし悪いことばかりではなく、適度に紫外線(UV-B)を浴びることでビタミンDを体内で生成できたりします。皮膚で生成されたビタミンDは体内で運ばれやすいらしく、食物で摂取されたものでは不十分なものを補ってくれるようです。
ビタミンDが不足していれば、たくさんカルシウムを摂っても骨は丈夫になってくれません。日本でも極端に紫外線対策をした女性が、若年で骨粗鬆症になって骨折をした例もあります。日焼けやお肌のトラブルは気になるとは思いますが、若い女性で将来出産を考えている場合は、本人だけでなく子どもにも影響が出るようなのでより注意が必要です。

また、免疫にも作用するようでUV-Bの少ない高緯度地域ではガンの発生が多いことも言われています。

ではどの程度の紫外線が必要なのかと言えば、手のひら程度の面積に20分程度の時間あたるだけでも十分であるとのことです。ただしUV-Bはガラスなどをあまり透過しないため、直接あたることが必要です。

この暑い時期に外に出るのは危険でもありますが、朝や夕方の涼しい時間帯に散歩に出たり、難しければ換気のために開けた窓際にいたりすることも良いのではないでしょうか。

冷房の効いた涼しい部屋もいいですが、少し外の空気を吸いに出てみませんか?

コロナウイルスの感染も怖いので、庭先など少しでも良いと思います。換気も大切ですからそのついでにいかがでしょうか。昔みたいに縁台に座って涼んでいたのは良かったのかもしれませんね。

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