INTERVIEW

インタビュー

訪問看護で実現するご利用者様との向き合い方

  • 看護師・リハ職
  • ホームナーシング モア世田谷用賀
  • 前職:クリニック
2015年7月入社

平成4年(1992年)に大学病院へ就職をしたのが一番はじめです。

消化器外科内科にいた頃、癌を患った患者さんが痛みに苦しんでいるのを見ていました。でも家族と面会している時とか、数日間ご自宅に帰ってまた病院に戻って来た時には痛みも無く元気になっていて、、、「家」ってすごくパワーというか魔法みたいなものがあるのかな、と感じたんです。

そういった経験から在宅でのケアを学びたいと思い休職し地域看護学専攻科に入学しました。当時、在宅ホスピスをしている訪問看護ステーションで研修させて頂きました。病院治療と在宅ケアでは、患者さんとの向き合い方がそもそも異なっていました。 例えば、病院だと身体が点滴を受け付けない状態になっても点滴で栄養を入れて、呼吸が困難になったら管を入れて、とにかく延命というのが主流ですけど、それでは肺に水が溜まってしまってとても苦しいんですよ。在宅ではそのようなことはやらないし、患者さんの表情も違うんですよね。自分に合っている看護は「在宅ケア」と再認識し、自然と訪問看護の道へ進みました。

幼少時に「キャンディ♡キャンディ」というアニメがテレビでやっていて、主人公の女の子が色んな苦労をしながら最終的に看護師さんになるんですよ。それを見た時に、「私も看護師さんになりたいな」と思ったのが最初のきっかけです。

もう一つは、小学生の時に友人が亡くなってしまったこと。その友人は小児病棟に入院していたのですが、やっぱり病室に一人でいるのは寂しいらしく、よく電話で「お母さんに会いたい」とか「看護師さんと遊んでるんだ」という話を聞いていました。所々で「看護師」というキーワードを耳にしていたこの時の経験が大きかったと思います。

大学病院、消化器外科内科、小児科病棟と経験をしてきました。それぞれ対象の方の症状が違うので、どこも1から学ぶような感じでした。活かされているというよりは、看護師として患者さんとどう向き合っていきたいかを考える(訪問看護を目指す)きっかけになりました。

病院と異なり、訪問看護は決められた時間でサービスを行わなければなりません。 自分たちのやりたいことではなく、ご利用者様がどうなりたいか、どうしたいか、ご家族様はどうしたいのか等ベストを見つけていかなければならない点が初めはすごく難しかったです。 やっぱり看護させていただく側の思いと、ご家族様の思いと、ご本人様の思いが違うので。

そういったなかで、おひとりおひとりとの信頼関係が築けて「あなたの言うことならそうなのね」と納得して受け入れてもらえた瞬間は本当に嬉しくてやりがいを感じますね。

大変なこともありますけど、きっとそれ以上のものがあるからなのかも。
長くお仕事をしていると自分の方がご利用者様から色々な事を教えてもらったり、助けられたりするんです。みなさまやっぱり人生の大先輩ですから。
もう一つは一緒に働く仲間ですね。チームワークでやっている、という達成感を感じます。 moreの仲間はみんな優しいし、お互いに良い言葉を掛け合えるんです。相談しやすいし、気持ちの良い人が多くて、それも辞められない理由です。

PCに強くなることが夢、というか課題です。 もう一つは今の自分の経験や人脈で、自分自身も勉強しながら、持っている知識を若い世代に拡げていけたら良いな、と思っています。

一言で言い切るのは難しいですけれど、絶対に自分が成長できるよ、ということを伝えたいです。 色々な方の人生に関わることで、価値観の幅も拡がります。

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